消費税が上がると分かっていて、景気は良くならない

景気というのは集団の中における空気のようなもので、いわば国全体の期待感を表す言葉です。
故に株価が上がっていようと実質賃金が上がっていようと、必ずしも景気が良くなるかというとそうとは言い切れないのです。

少し乱暴な言い方になりますが、商品を買う国民にとってあまり株価は関係ありません。
そして実質賃金は全ての企業が上がっている訳ではない上に、それ以上に物価が跳ね上がったせいで全く生活が楽になった実感が無い家庭が殆どです。

こんな状態で数字だけをアピールして景気は上向いていると言っても、誰も信じないのは当たり前と言えます。
特にこの先に消費税10%が待っているというのに、どうして未来への期待感を持つ人が増えるというのでしょうか。

特に一番被害を受けているのが、飲食店と娯楽業です。
遊びと外食は余裕があるからこそできるものなので、節約しようと思えばこの産業にお金は回りません。
これも景気と同じで、実際にお金に余裕があるかどうかの問題ではなく、使いたいと思うかどうかという心の余裕の問題なのです。

極端な例ですが給料が倍になったとしても、この先増税が控えているから遊びは程々にしておこうと考えてしまえば終わりです。年収200万円でもみずほ銀行カードローンの審査に通る方法!
そして実際に、そういう空気が国全体を包んだ為に、娯楽業や飲食業の売り上げは下がり続けています。

例えるなら、節約という風が延々と吹き続けていて、その勢いは全く緩まないのです。
儲かったら次のピンチに取っておこう、損をしたら今まで以上に節約しようとなり、景気という面ではもう詰んでいます。

そんな中で景気回復という希望を煽り続ける政治家の言葉を、誰も聞かなくなる日は案外近いのかもしれません。

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